酒場のオヤジを越えるには

ワシの助けが必要か?

このゲームがオススメとは?

(´・ω・`)プレイヤーによって、得意不得意ってあると思うんですよ。

 

早い段階で出せる最大値、そのプランの期待値を計算して、リスクとリターンを比較、一番リーサルにたどり着く可能性が高い手を判断するアグロ型

 

単発で最もいい状態をイメージしたり、そのプレイは後々勝ちにつながるのか考えて、時に計画を変更したり。常に臨機応変に攻守を切り替えるミッドレンジ型

 

対局を見据え、いくつもある勝ち筋を精査しなぎらより勝率の高い手を手繰り寄せる。盤面を自分がイメージしたとおりにすることに長けるコントロール

 

金子みすゞよろしく「みんな違ってみんないい」んですよね。

いろいろプレイして最近思うのは僕はミッドレンジが好きなんだな、ってことです。攻守スタミナ、全てバランスがいい。盤面を取る力が強いとなおよし。

偶数ウォーロックやミラクルローグくらいのちょいとピーキーなやつが好き。

 

 

なぜ突然そんなことを記事にしたのか。

 

ツイッター、ユーチューブ、各種ブログ。

デッキ紹介で「プレイがカンタンなので初心者にもオススメです」よくあるじゃないですか。こういうの。

 

これは一体、何をもってプレイがカンタンだと言ってるんだろうか、と。

 

何をもって人にオススメしているんだろうか、と。感じたわけですよ。

 

zooをプレイしていて思ったんですよ。

「これ難易度高くねえか?」

 

手札尽きるし、盤面有利にしてないと力尽きるし、でもトレードしてばっかりだとやっぱり力尽きるし。

いつ攻勢に出るのか。タイミングが分からず何度も撃沈しました。

 

好き嫌い、得手不得手の話を冒頭に持ってきたのはそういう理由です。単に僕にとってzooウォーロックが僕向きではないデッキだった。

"not for me"だった、って話です。

 

(´・ω・`)……白状しますが、実は僕は

彼女が「ハースストーンやってみたーい!」と言い出して僕がいろいろ教えてあげる、という妄想をしたことが何度もあります。(彼女そのものは妄想ではありません)

 

今回は彼女じゃなくても会社の人、学校の人、ハース経験者で使うデッキ決めかねてる、とか

「そういう場面に出くわしたらどうするか」

「真に長くハースストーンに触れてもらうにはどうしたらいいか」を考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒアリングする。

 

これでしょ。

 

「なんでハースストーンしたいの?」

 

全てはここから始まると思うんですよ。

 

  • 大学の人とお友達になりたい

⇨本当にハースストーン楽しめそう?

他の事で友だちになったほうがいいかもよ?

  • シャドバ飽きた

⇨これだけでハースストーンに入れるかな?

同じような戦術使って、同じような負け方して、同じように飽きるんじゃない?

  • カードゲームしたいけどショップ行く、大会に出るのが時間的にきつい(それらを解決できそうなデジタルのやつに移行したい)

⇨ああ、いきなり結構な情報量与えてもついてくるだろうな

 

ケースバイケースなんですよね。

 

上に挙げたのは「僕が過去の僕にハースストーンを教えるなら?」が混ざってます。

 

大学の友達〜のくだりはmtgが流行って話についていけなかったのでちょっと触った経験から来てます。

結果だけ言いますが学生だった当時は経済的に負担が大きかったのでやめました。

勿体ない。本当に面白いコンテンツなんだと気づいたのはハースストーンをしてからで、最近はmtgアリーナが出たので燃え直してます。

 

もし僕が他人にハースストーンを勧めるなら。

その人が「なにかいいものを見つけられるように」する。

そのために「ひょっとしたらそもそもこの人が求めてるのはハースストーンではないのかもしれない」ということまで視野に入れて考えよう。そんなことを思ったのです。

 

ここからは僕が思う「これからハースを始める人に教えるにあたって抑えたいポイント」を挙げていきます。

 

 

本当にハースストーンをしたいのか?

 

大前提ですね。

大抵の場合、考慮しなくていい項目です。

だからこそ忘れがちです。

 

大学のときの僕みたく、話についていく社交的な目的でハースストーンをするつもりなら、やめたほうがいいでしょう。

金銭的負担、楽しくないプレイ。オススメする側、される側、ハッピーが一つもありません

心から楽しめなかったときのリスクが高いです。大学のグループで一人ついていけてない人が重い腰を上げて

「ハースストーン始めようかな」と言い出したら、喜ばしいことですが要注意かも。

 

人狼でもいいじゃない。

スマブラでもいいじゃない。

みんなが楽しめること探すのも一つの手だと思う。

 

って思うのは僕が彼女とうまくいってなかったときに彼女の方から「ハースストーン、やってみようかな(震え声)」みたいなことになったからです。見るからに「私向きに見えないけどな〜」って顔してました。

結局成立しなかったですが、それでよかった。

 

楽しくないことを我慢してまで付き合うのって正直苦痛ですよね。

ちょっとなら。

ちょっと車出して他人の買い物に付き合うくらいなら「時にはいい顔しとくのも大事」と思えるけれども。

 

なぜハースストーンなのか。

人が新しいことを始める、というのは実はすごいことだと思うのです。

裏返って、

その人が何か「このままじゃまずい」と思って変なことを言い出す可能性も、ゼロではないように思うのです。

 

あまりに基本的過ぎますが、まとめます。

新しいことを始めるのはリスクがあるので、

その背景にあるものを確認したほうがいい。

高い東京タワーも、本体より長い基礎を地面に埋めるじゃないですか。

ハースストーン始めよう!

なんて高いタワーを掲げたその人の心には

デカイ基礎がありますか?って話です。

どうやら本当にハースストーン面白そう!と思ってる様子が確認できるなら、具体的な話に入りたいです。

 

金銭的なこと

 

大事です。ハースストーンは対戦ゲームです。

対戦、とはカードのやりとりです。

カードのやりとりとはひろーい見方をすれば人と人とのコミュニケーションです。(飛躍)

 

コミュニケーションはコストとリターン。大学の先生が言ってた。

 

僕の主張は

安いのは必ずしもいいことではない

ということです。

 

一見、安いと始めやすい。

それは間違いないことです。

入りやすさは重要です。

 

まず安いのから入って徐々にカードを集めて高いのへ…これは非常に良いコースです。

 

しかし、見落としがちなのは

「これからハースストーンを進めるのに当たって1万円は安いのか」ということです。

 

1万円は8000円の60パックと、500円の歓迎バンドル、あとちょっと買い足しでまあ大抵のデッキ一つ組めるかな?という、僕の予想です(試算もクソもない)

 

まあ試算の結果が1万円だろうが2万だろうがいいんです。

組みたいデッキが見つかった。

○千円、あるいは○万円かかると判明した。

 

これを安いと見るか。高いと見るか。

これはもうケースバイケースなんですよ。

 

バイトしてない学生からは高いと思われるかもしれないし。

バイトバリバリの学生で、ゲームへの課金は上等だと思ってるかもしれないし。

カードゲーム大好きで「ブラックロータス現物持ってます」って人かもしれないし。

(この辺の話だと東京○レンドパークのゲストがプレゼントに「パワーナイン」を希望して

スタッフから「一応最高の賞品という位置付けにあるパジェロより高くなるんでやめてください」と断られた逸話がありますね)

 

ただ、あくまでも僕の経験談ですが

安いから、という理由だけで始めた人って

高いから、という理由だけで辞める

そんな気がしません?

順序が真反対になりそうな予感があるんですよ。

 

コストとリターンだと思うんですよね。

高いコスト払ってる人はより多くのリターンを得るわけじゃないですか。

 

まあまあ高くつくデッキを作成した結果、よりハースストーンにハマってくれるんじゃないかなって思うんですよ。

次の「具体的にどのデッキ触るか」で考えた結果、安いアグロを組むことにしたのであれば、結果的にかかった金額は関係ないと思います。

ハマった人は時間というコストをかけて沢山の面白さをリターンとして得るでしょう。

もちろん、リターンが見合わないと思ったらさっさと辞めるのことも時には大切。無理は禁物です。

 

使いたいものを使う

 

これもヒアリングですね。

「何が好き?」

「どんな戦術をとりたい?」

カードゲームってものに触れるのが初めてという人にはかなり難しい質問ですが。

 

短気?

ならサクッと終わるテンポメイジがいいかも。

負けるときもサクッといくから、気をつけてね。

 

俺つえーってしたい?

一撃必殺、最強コンボのコントロールプリーストかな。

わあっ……。し過ぎないようにね。

 

よく分からない?

基本的な動きが多いミッドレンジハンターかな。対戦する中で「あれ使ってみたい!」ってのがあったら「デッキを貸す」機能で使ってみたらいいよ。

 

 

この辺まで進んだ時に重要になってくるのがデッキの難易度ですね。これは真髄に触れるまでに時間がかかるかどうか。

 

これは簡単なデッキのほうがいい。

 

(´・ω・`)……カンタンって、何?

 

ということで割と最初の話に戻ります。

カンタンって、なによ。

 

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これは完全に個人の意見で

え?一概には言えないんじゃないんです?って思った方も多いんじゃないですかね。

 

アグロは簡単だよ、ぶん回れば勝ちだもんって

 

テンポローグ使って、

ファイアフライ

ケレセス

南海の船長で3/3パッチーズって

 

それマナコストの七並べじゃん……(極端だけど)

 

プレイヤーがプレイを選択してる?

理想ムーブの引きやすさって、

「難しいか易しいかの度合いの基準」として適切?

 

個人的には

「ここで死角からの一刺し切ったら次のコンボカードを発動できない、さて、目の前の炎のインプをとるべきか?」みたいな場面に遭遇する機会が多いなら、それも「プレイが難しいデッキ」の一側面なのでは?と思うんですよ。

 

手なりでできるデッキが易しいデッキ?

いくらなんでもハースストーンはそこまで簡単なゲームではない。

 

脳死で勝てるんならHunter aceみたいな誰がどう見ても彼はプレイが巧みであると結果が示すようなプレイヤーは生まれない。

 

沢山の項目にケースバイケースと前置きしたのだけど

ひとつだけ確かなことは

「どのデッキ使ってもその道の難しさはあるよ」ということかなって。

 

ならば僕が他人にハースストーンを勧めるときには

 

特に大事な初めてのポケモンを選ぶときには

 

どれにしても楽しさと苦しさが君を待ち受けてるよ、と伝えると思います。

 

そしてその人が決めた

「君に決めた!」が悔いのない選択になるよう

適切な情報を提供したいです。

 

難しかろうが

勝てなかろうが

「俺はこいつと心中するんだい!」というようなデッキ、戦略に出会えたならそれはそれで素晴らしいことだと思います。

そこに固執するのはよくないですが。

 

そんなことを思いながら筆者はランク5の底で

パラディンでもなーい、ハンターでもなーい」と、今期の相棒を探す日々でしたとさ。