2度目のレジェンド(テンポローグ)
〜前置き〜
今回はsuzumeseaさんのコーチングのもと、テンポローグでレジェンド到達したのでその感想。Twitterで簡単に紹介したけど、とあるリンク集にデッキ解説豊富って書いてあって嬉しくってね。
ガイドとして読むなら上手い人の見てね。戦績も取ってないし、カジュアル勢に毛が生えた程度の人が難しい戦法を使うとどうなるかって感じで書く。
〜リスト〜
使ったのはahiruさんが紹介してたリスト。何人かが1位とってたはず。10月期テンポローグの基本スタイルだと勝手に思っている。
〜解説〜
各種カードについて思ったことつらつらと書く。「こいつどうなん? 抜こうかな?」あるいは入れようかな?って思うやつがいたらそいつの名前を見つけるまで飛ばしてしてくれていい。見つからないかもしれない。マナコスト順になっているはず。
○影隠れ
テンポローグを語る上で欠かせない影隠れだけど1枚。このデッキはこれをいかに使うかにかかっているのだけど、有効活用できない場面が結構ある。
相手はテンポローグに対し、バフ警戒でミニオンを倒せるだけ倒しに来る。
その延長で、倒しきれないときの優先順位はスパインだのメアだの「影隠れされたらまずいやつ」となり、結果として有効な対象がいなくなる。
平たく言えば常に警戒されてる。これはカニを引かれるとかいう次元じゃない。相手のプレイング次第でかなりなんとかなってしまう。
テンペストさん曰く「腐る心配するなら一枚減らせ」。シャクとかベインとか、居続けることがアドを産むカードもあるから無理にステップにこだわることはない。
アド取れるから楽しいんだけどね。何度もメアつけても単なるオーバーキルではないかい?
○死角からの一刺し
序盤の鍵。コンボ起動要員。何かと便利。
つい序盤ヴォイドウォーカーに使ったりするんだけどもっと考えて使えば3手目コインのない諜報員を起動できるのでよーく考えつつ積極的に使おう。取っておいても腐る可能性もある。
スパインを5ターン目に使えるのも大きい。
○怪盗紳士
いいカードをくれたり、使えないのをくれたり。テンポメイジのおしゃべりな本のような感じ。
初手1/1/1にパッチーズつきは悪くない。けどもし2手目ケレセスがあるのなら3手目紳士、2/2パッチーズとヒロパで盤面取れたら最高なので我慢したい。そして船長を引き、船長が出るまでにパチを引く。(こんなんばっかりではないよ!)船長がいるときに出さないと霊魂鞭打でとられる。メアと合わせて出したりしたい。
強い。最高の初手だと思う。基本キープ。
後々コンボ起動を手伝ってくれたり、影隠れと合わせて序盤にデカいエドウィンを作ったりする。プリースト相手に全滅した6手目、ベインとフレイムエレメンタルで5/5ドラゴンと4/2はいろいろ対処しづらそうで満足。
○南海の甲板員
実質パッチーズ付き聖なる一撃。冷血対応。
ケレセスと合わせたとき3手目ヒロパ3/2と2/2が突撃するのは強いけど、ケレセスはデッキに1枚だからね…ケレセスできないなら船長がいるときに出したい。
大抵コンボ絡めてトレード要員。そのためにも武器は安易に振ってはならない。我慢。
○冷血
タールクリーパー多いので、パッチーズに4点加えて殴ろう。交換用として2枚入れた。温存癖のある僕はついリロイが引けるまでとっておいてしまうのだけれど、使えるうちに使わないと腐る。盤面を捨てて顔に行く段になってからではバフ先がすぐ処理される。積極的に使うべき。
○海賊パッチーズ
序盤のトレードを有利に進めるアグロデッキの要。後々海賊出した時に案外忘れる。マリガンハズレ枠。引いてしまったら冷血つけてヘルス5を処理できたら御の字。ケレセスと合わせて悪さするのでよくも悪くも振れ幅がでかい。引いてもボーンメアでバフして投げれたら最高だけど成功した試しはない。
○ケレセス
引ければ強いの筆頭。選手権でuyaさんがケレセスパラディンなんていう誰も知らないデッキで好成績を出してしまったがために、ドルイドナーフ後は2マナ抜きデッキが世界のスタンダードになってしまった。ローグも、ウォーロックもね。∧( 'Θ' )∧
これのために影隠れが入っていると言ったら流石に過言。後でスパインのためにとっておけば挑発倒して勝てたのにって場面はたまーにある。喜び勇んで連打しないように。
僕はある試合を見てuyaさんのファンになったのでオマージュとして(?)ケレセス型を使っている。効き目が顕著なのはミラー。相手のミニオンよりこっちのミニオンが1強いんだから勝ったも同然。プリーストに対して諜報員、船長が4/4というのも憎たらしい。
ただ、後半引いても手遅れになるため競り合いになった試合の後半引きたくないカードになる。
gyongさんはテンポローグずーっと使ってて、ずっとケレセス抜き。代わりに腹裂きが入っている。挑発無視で顔にもいける。武器やミニオントレード以外のミニオン処理方法を持つメリットの大きさは想像に難くない。
長いラダーをずっと同じ力を出して戦いたいならこっちもあり。
○si7諜報員
バクスタ、こいつ、ヒロパで無理やりベインを倒したりする。後攻初手こいつがいたら少しほくほくする。このデッキは敵を華麗に捌くのが目的ではない。ミニオンの攻撃を通して勝つことが目的なのでいざとなったら出し惜しみはなし。素直に3/3/3バニラとして出そう。
○タールクリーパー
コントロール寄りかと思いきやアグロの小さいミニオンを守る役が板についてきた。
実際にはミラーで冷血とかバクスタ、諜報員、ヒロパのナイフで出した返しに討ち取られたりするから、これを使わせていると見るかうまく対処されていると見るか微妙だった。打点にはならないし、1枚でもいいかな? メイジとかプリーストとか挑発無視で除去するタイプには効果半減。ドルイドはアグロにはいいけど翡翠に出してもねえ。
もっと出すタイミングを考えれば役立っている実感も出るかな。
○シャク
2点で攻めてもプリーストは回復するだけじゃんって思ってたけど、敵に回して隠れ身のめんどくささに気づいた。3手目に出してもいい。けどそれではミラーやグリマールートなど相手の3/3/3に対して不利。しっかり相手を除去してから通したい。
真価を発揮するのは6手目隠れ身待機からの次ボーンメア。できたことはない。
○南海の船長
一時はカニを恐れてヒナと交換していたけど、うまくいかなくて戻ってきた。ヒナは後述するとして。
2手目ケレセスから3手目船長で3/3パッチーズはイオンの脳内裁判で有罪です。ステップ絡んだら4hero1banの実刑判決ですね。
10月ハンターは実際少ないし、ラザカスにしてもカニは1枚しか入ってない。あとこの月は自分がランク5までハンター使ってて、動画でkoronekoさんが「ローグなら海賊食ったカニをバクスタ諜報員で返せますが、ハンターはヘルス4を返しにくいので、アグロですが海賊不採用です」という旨の見解を示しています。
動画はハンター解説でしたが、ローグ目線で言えば1発カニ食らってもなんとかなることも多いということです。もちろんきついですが。
ミラーで初手のファイアフライを2/2パッチーズで討ち取れるだけでも頼もしいものです。相手が無理してまで入れた対策カードなど恐れず、勝てる試合で最良のムーブを叩きつけましょう。レジェンド昇格戦ではハンター相手に初手札パチいましたが勝ちました。勝つ時は勝ちます。
○エドウィン・ヴァンクリーフ
イージーウィンできるのでつい入れてしまう
テンペストさん曰く後攻でも2手目コインから諜報員を使ってしまいエドウィンが腐ることがある。影隠れなどブンブンでき「これしかない」ってときに使おう。
そして沈黙やレイザーモーの猛毒を食らう。そうならなきゃ勝つ。
○ザリル
問題児。入っているリストは多いけど、狙ったところで希望の毒素がくるとも限らない。ドルイド相手にスパインを出すとき、ファイアフライ出してコンボして虫害を増やすよりいいってのは岡山でジョルノさんとのザリル論争で僕が苦し紛れに出した言い訳。
いいムーブとしては
6手目ドロー毒素からスパイン
リロイ影隠れ毒素でバースト
メアでバフしたやつを隠蔽毒素
あとエドウィン。
こんな感じの予想しにくい動きが魅力。
しかし今思えば安定度を求めて影隠れを減らした方針と噛み合わない。本体のサイズは貧弱。
4手目することがなかったりするので雑に投げて後の選択肢が増えるミニオンが欲しかった。ヒナと変えてたけどコンボ起動しにくいなと感じたので多分正解だったんだろう。
妙な思い入れがないこともない。
○コバルト・スケイルベイン
初めて見たとき「あ、強い」ってなった。プリーストにはマリガンキープ。ドルイドでもこいつが機能して虫害を突破できるかにかかっている。もっと言えばこいつが機能するかどうかにテンポローグの中盤がかかっている。
テンポローグは中型ミニオンに恵まれない。
墓荒らし不在のローグは4マナ公爵が入るくらい4マナ帯が弱いし、後述するスパインは実際には5マナミニオンではない。ビタータイド・ヒドラを入れたくなる気持ちがよく分かる。
効果は他にミニオンがいないと無意味で、しかも出した瞬間には力を発揮しない。バフ先がいて、そいつが相手のターンを生き延びて初めて仕事する。ワンテンポ遅いなあ、とか中盤厚みが欲しいと感じたらヒドラを加えよう。
素出しでも損しないスタッツなのはありがたい。
○ヴァイルスパイン・スレイヤー
こんなに強い確定除去、許されるんですか。
6手目毒素、確定除去からボーンメアのバフ先がいるなんて犯罪。影隠れなどでこいつをうまく使えればミラーやウォーロック、ハンターを制することができる。
しかし先述のようにこいつは5マナミニオンではない。3手目諜報員素出しは許されるサイズとして、5手目3/4バニラって。プリーストでも3/3/4おるわ。
しかし、極端な話このあと6手目コインからボーンメアなどもあり得るので、いい場面で出し惜しんで出遅れるくらいなら素出しして顔を叩きに行きなさい、とどこかのガイドで見た。
ボーンメアを採用するタイプのデッキは先にメアを綺麗に決めることがそのまま勝ちに直結する。いい7手目を迎えるためにもその前の準備が大事。諜報員同様、スパインを決めるのが目的ではない。強いミニオンを顔へ通すのが目的なのだ。
思うに、こういうトリッキーな中盤をしたいか、ドゥームガードみたいな厚みのある中盤をしたいかがズーかテンポかの分かれ目である。僕は今ズーをプレイしたい。
○リロイ・ジェンキンス
びっくりリーサル枠。理論上、冷血×2影隠れで10マナ使って20点を叩き出せる。僕はこいつを握ったら「あと何点削れば終わるか」「そのために影隠れ、冷血は残すのか」「削るために切った方がいいか」を考え始める。こいつを使うときは勝つ時と考えているけれども、もっとうまい人はトレードに使うパターンも持っているのではないか、と思う。
ケレセスが絡むとヘルスが3になり、出たチビドラゴンだけでは対処できなくなる。2回目の行動を期待して見切り発車してみよう。
○ケーアン・ブラッドフーフ
みんな入れてるから入れた枠。6手目雑に投げればプリーストが倒せない4点で、断末魔によるドラポ耐性。残る断末魔はベインと相性いいと見ていた。
しかしウォーロックは5手目4/5のドレッドロードを出す。これにケーアンを後出ししても弱い。
ドルイド6手目は虫害で単体では突破できない。巨像のターンでもある。
肝心のプリーストは結構沈黙切ってくるので微妙だった。猫も杓子もボーンメアでスペルブレイカーがちらほらいたのも逆風。
プリーストに沈黙を強いることに成功したかといえばそうでもなさそう。
ローグ7手目メアには8手目デスナイト変身という理想的な返しがある以上、6手目ケーアンの返しに沈黙ドラポで綺麗に流せばボーンメアが1手遅れてプリーストが将来有望。
こうなると相手は最初からケーアンに沈黙を使うつもりでいるかもしれない。エドウィンとかは仕方ないとしても。
バーンズ採用型もあったけどこんだけ雄叫びいるデッキでどれほど旨味があるのかな。
○ボーンメア
頭おかしい。中立のレジェンドでしょ。
そりゃ猫も杓子も使いますよ。こいつを通すためにそれまでテンポを取り合っているようなもの。ここまで綺麗に決まれば、ド不利な進化シャーマンに退化決められても6マナの面白いの出て押し切れる。
試したカード
*獰猛なヒナ
プリーストに対してイージーウィンできる可能性が上がる。何故かうまくいかなくてやめたけど、のちにジョルノさんの見解を聞いて納得した。「こいつは基本顔に行くミニオンだから、テンポとるのに相手ミニオンにぶつけにくい」ということ。
テンポを取った後のリターンとして最高の結果を生むし、それが早い段階で得られるのは強い。
*ヴァラファール公爵
レジェンドに行った後ザリルと差し替えた。
プリーストに対して打点4は強いし、アグロ対面でライフレースを有利にできると考えたのだけれど、何かとうまくいかない。バクスタ諜報員とか、獣の相棒とか、とる方法は案外あるもの。もっと回数を増やせば見えてくるものもあるか。
〜まとめ〜
対プリースト、対テンポローグに対してのコメントが多いのは僕が一番考えてプレイしたからだと思われる。
プリーストはベインを通せば勝ちだから勝つ時はイージーウィン。負ける時は大敗。
ミラーはとても多く、相手より一歩先んじればラダーが有利になると思ったから考えた。
ドルイドは虫害一枚でゲームエンドまであるので苦手。アグロは無理。
ミニオンの厚みがすごいズーウォーロックも苦手意識があった。コントロールはあんまり当たらなかったけど、互角か微妙に有利?
ハンターはバクスタが刺さりやすく、攻め手を捌くのがパズルみたいで楽しかった。
最も嫌いなのはシャーマン。ポータル、退化、展開力、バースト、全てが嫌い。
メイジは鏡の住人にファイアフライ踏ませれば爆発する。クエストは案外苦手だった。勝てるはずなので僕のプレイングがまずいのだろう。
ウォーリアーはあんまり見なかったけど、たまに海賊に当たればボロ負けだった。
思うに、強いことは間違いない。環境はこいつを軸に回っている。しかしこいつのためにカニだの虫害だのメタカードが入ってきて、簡単には勝てなくなっている。
11月期はエレメンタルローグが流行るみたい。このタイプなら影隠れの対象が多いからより輝きそう。ラザカス練習したらそっちに切り替えようかな。
Σ(´・ω・`)めちゃ長くなっちゃったよ!?
20×20の原稿用紙で20枚書いてるよ。
学校のレポートでもこんなに書いたことないや。
ではではー